別格施工①

義天玄詔禅師 顕彰碑の建立
義天玄詔禅師(ぎてんげんしょうぜんし)は土佐國の生まれで十五歳の時、越知町柴尾に当時有った天忠寺で出家得度をされ、その後京都に行かれ臨済宗本山妙心寺「代八世」ご住職を務められた高僧です。
そうした土佐國ご縁で、天忠寺跡地、開山堂横に義天玄詔禅師の顕彰碑を建てられるご計画となりました。
また、顕彰碑に就きましては龍安寺開山「義天玄詔禅師」550年遠忌事業として龍安寺様が建立されるようになり、ご縁をいただきました。

石庭 龍安寺
龍安寺は、室町中期「応仁の乱」の内乱となった幕政の中心人物、東軍総大将細川勝元が、妙心寺より義天玄承禅師を招いて1450年に細川家菩提寺として創建した禅寺です。
また龍安寺は枯山水の「石庭」などでも有名で「世界遺産」に登録された古刹です。
そうして水戸光圀公より奉納された「吾唯足知」の蹲(つくばい)も中庭に置かれたり、近年では細川家ゆかりで元内閣総理大臣、細川護熙氏が水墨画で描かれた「雲龍図」襖絵三十二面も奉納されています。

別格施工②

松岡雲峰先生 書碑の建立
「松岡雲峰先生」は高知県高岡郡越知町横畠ご出身で、「筆の友書道会」を創設されて以来四十余年、書の道・人の道を常に教え導いた先生です。

建立に当たっては「筆の友」より越知町役場に問合せが有り、当時の教育委員長の推薦で、弊社横倉石材でのご縁をいただきました。
当初は私も勉強不足で存じ上げなかったですが、地元出身で大変立派な方が居られた事を知り感銘をした事を覚えております。
正式にご依頼をいただいた時「松岡雲峰先生」の書を彫刻できる事は「石屋冥利」に尽きる仕事と感じ、また失敗はできない大変なお仕事だと感じていました。

最近ではお墓の文字はコンピューターなどを使って簡単に文字書きをすることができますが私にとって重要な要素の一つとして「文字」は大切と思います。
筆で実際に書かれた文字とコンピューター文字は一目瞭然で分かります。
文字は「筆圧」や「はらい」また「かすれ」などが有り、文字そして墨の巾によっても深さを浅く彫ったり深く彫ったりします。
良い文字は30年、50年、・・・経ってもお墓の尊厳性が無くならなく、むしろ風合いや深みを増してきます。

次に素材の事ですが、本体及び台石は香川県高松市庵治町で採掘されている高級墓石でも有名な「庵治石」を幸運にも選定することができました。
その石は元々一つの塊の石で、随分昔に二つに割り土場(石置場)に積み重ねていました。
石の割り口を見ると昔ながらの「セリ矢の跡」が有り、その部分も価値が有ります。
そして、大きさの迫力と石の割り肌右側に流れる滝の様な模様が景色として良い雰囲気でより一層に価値観を深め「唯一無二」の雲峰先生に相応し書碑になり、周りに積んだ石も庵治石をつかって乱積みで石積みをしました。
後世に残せる、一心に「打ち込んだ」想い入れ有るお仕事をさせて頂きました。

自然石を使った唯一無二のお墓

~お墓の外構づくり~
1 お墓の外構背面には、岡山県産の北木石(きたぎいし)をコブ出し間知石(けんちいし)として積むために、切断加工しています。
2 工場内にて、仮組をしています。
3 左右の二方面は、庵治石くずれ積みです。
4 自然石の玉石を丁寧に一石ずつ、合わし積みをしていきます。四角な形ではないため、スキルとセンスが必要とされます。

~お墓のお石塔づくり~
1 竿石の下のカロート部材を手動研磨機で磨き加工しています。
2 お施主様のご要望で「色即是空」の「空」の字を文字カッティングしています。
3 隷書体の「空」の字のカッティングが完了しました。次はサンドブラストでの文字彫刻作業にかかります。
4 完成写真です。竿石の宮城県産の伊達冠石(だてかんむりいし)完成後は、経年変化により表面が茶褐色になる場合があり、色の変化を楽しむこともできます。また竿石(本体)の右下に、景色として鑿(のみ)あとを入れることにしました。

令和2年5月25日付、日本石材工業新聞に掲載されました。

和墓

・諷経(ふぎん)
菩提寺の和尚さんに1基ずつ丁寧に諷経(ふぎん)をしてもらっています。
・改葬・移設
墓石は江戸時代に造られているため、風化(剥離・キズ)があり、ロール状の大きなラップで巻き、さらに毛布で包み養生し、慎重に運搬をいたします。
・大名墓
昔、庄屋さんだったご先祖様のお墓には、立派な笠をかぶった大名墓が沢山ありました。今日まで、代々の家長がご先祖様を大切に守り、これからも追善供養をし代々受け継がれていくことでしょう。
・家長
立塔法要のお経が終わり、家長からお参り。
・お孫さん写真
すべての法要が終了し、「家長としての大仕事が終わった。」と、ご満悦にお孫さんに写真を撮ってもらっています。
・記念写真
無事完成し、みなさんで記念撮影です。

洋墓・インド石(高級墓石材)

こちらのお墓は、広瀬様のご家族がお亡くなりになり、建墓させていただいたものです。
お墓の商談中は、亡くなった方が、どんなお人柄だったか、どんなお仕事をされていたのか、ご家族からお話を聴かせていただきました。
ご家族にとても愛された幸せな方だったと感じ、ご要望に応えられるように、まずは完成予想図面を作成しご覧いただいた後、着手にとりかかり「大らかでシンプル」なお墓が完成しました。広瀬家ご法要も無事終わり、ご家族の方にも喜んでいただき努力した甲斐があったと感じております。

後に、庵治石彫刻で阿弥陀如来仏像を造らせていただき、追善供養をされました。

墓石用免震システムの採用

大地震を想定した震度6~7の揺れを吸収し、倒壊を防止するために、弊社では「安震ゲル」をご用意しております。

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